風に舞いあがるビニールシート


現在、NHKで放映されているドラマ「風に舞いあがるビニールシート」に注目しています。

UNHCRで働く女性が主人公の舞台にしたドラマですが、なぜ、興味があったのかというと、ずばりUNHCRで働くことが20代半ばの私の夢でした。国際機関やNGOで働いて、紛争や戦争に苦しんでいる人々を助けたいと思っていました。

だったら、英語も普通に話せなくちゃならないし、修士号も取る必要があるということで、大学3年生の時、皆が就職活動の準備を始めているときに、オーストラリアでの交換留学に行ってきたので、就職活動をやりませんでした。そして、こういう関連の勉強ができるイギリスへの大学院留学に行きました。その後は、有難くもネパールやアフガニスタン・パキスタンに実際に訪れて、インターンシップもする機会もありました。

数か月という短い期間でしたが、実際の難民キャンプに訪れたり、人道援助の分野で働くということがどんなものかということも経験できて、本当に貴重な経験でした。

が、結局、色々な理由でこの夢はあきらめてしまって、日本に帰国し、会計事務所に勤め、旦那と出会って、シドニーに移住し、日系の金融機関に勤め、今は、東京で外資系の金融機関に勤めている次第です。

当初考えていた仕事とはさっぱり違うことをしていても、ネパールやアフガニスタン・パキスタンのことは、全然忘れているというわけではなくて、時々、テレビで流れているカーブルの状況をみると、複雑な気持ちになります。数週間前にあった、パキスタン、ぺシャワールで爆弾テロにあったホテルは、2001年に訪れた際に何度か訪れた場所で、ニュースを聞いたときはショックでした。

こういうニュースを聞くたびに、結局、自分はこういう人たちを見捨てて、ここ数年ずっと東京やシドニーでぬくぬくと暮らしてきたんだなと、後ろ髪を引かれる思いです。

風に舞いあがるビニールシート、

もう、かれこれ8年前になりますが、パキスタンとアフガニスタンの国境沿いにあった難民キャンプ。そこに一面に広がる青いビニールシートでできた粗末なテント、その青いビニールシートが風に揺られていたのを思い出します。
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by fooey | 2009-06-27 23:24 | Movies/ Books


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