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旦那の高校時代の夢は、ミュージシャンになることでした。友達とバンドを組んで、CDまで作ってみたり、日本に来た時も、ほとんど荷物はありませんでしたが、ギターだけは、わざわざオーストラリアから持ってきたりと、結構、凝っていました。

でも、今では、平凡な公務員です。

私も、高校時代の夢は、国際機関やNGOなどで職を得て、世界中を飛びながら、戦争や内戦で困っている人たちを助ける!!でした。UNCHRの緒方さんが憧れでした。だから20代の真ん中までは、この「夢」を実現するたびに、自分なりに色々と努力しましたが、まぁ、いろいろとあって、今では、シドニーで平凡に働いています。


多分、皆が自分の「夢」を実現しようといろいろと努力したりするけど、でも、やっぱ、その「夢」と現実のギャップに押し潰れそうになったり、挫折をしたり、あきらめたり、妥協したりと、年を重ねるに連れて、「夢」を追いかけることを止めてしまうのが大人になることなのかなとも思ってしまいます。

でも、それでも良いのかなとも思ったり、、、

私は、高校時代の「夢」が実現したわけではありませんが、だからと言って、今の生活が嫌で嫌でしょうがないと言えばそうでもないような気がします(もちろん、文句もありますし、完璧にはほど遠いですけど)。なんとなく、新しい道が開いてきたというのか、まぁ、こういうのも良いのかなと。高校時代の夢とは、程遠いけど、、、今では、高校時代と違った、また、他の目標もできてきましたし、、、


旦那も、多分、この先、何千人の聴衆を目の前にして、ギターを弾くことは、多分、ないと思います。でも、彼には恥ずかしくて、言えませんが、こうやって、ときたま、暇な時に、ギターを取り出して適当に弾いている彼を、私は、結構、気に入っています。
by fooey | 2007-07-21 18:47 | Husband


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