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日本、ヨーロッパ旅行記 2011 VAT返還、オーストリア、スイス国境を列車で行く

今日は、フッセンを出発し、シドニーに戻るために再度チューリッヒに向かいます。チューリッヒに向かうために、再度、列車に乗り、ドイツ、オーストリア、そしてスイスのチューリッヒに着きます。数回の乗り継ぎのため、7,8時間かかったと思います。

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車窓から相変わらずのんびりとした風景が延々と続きます。

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こちら1等車の座席。今回のユーロパス購入に当たり、できれば、1等車のチケットではなく、2等車のチケットを購入したかったのですが、2等車のチケット購入には25歳までという年齢制限があり、残念ながらそういう選択肢はありませんでした。なので、1等車ということで結構期待していたんですが、今回の旅行で乗った列車だけに関しては、あまりそのありがたみがながったような気がします。2等車でも座席も随分広いし、あまり1等車との違いがなかったように思います。

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これが一等車の座席、高級感が漂っていたのは、スイス国内に入って、乗り換えた電車でした。ちょっと写真ではわかりづらいのですが、このコンパートメントだったら、1等車のチケットの価値があるかなと思った唯一の席です。




さて、以下、EU諸国内で買い物をした際のVAT返還の手続きに関しての記述です。長文になりますので、ご興味のない方は、飛ばして下さい。

今回の旅で、私が一番の頭痛の種は、VATの返金手続きでした。ご存知の通り、ヨーロッパ諸国で買い物をした際、VAT(日本の消費税のようなもの)の所定の手続きを行えば、その税金分が戻ってきます。基本的には、最後のEU諸国で免税書類に税関スタンプを押してもらわないといけません。私の場合、チューリッヒから入国して、フランス、オーストリア、チェコ、ドイツ、そして、チューリッヒから出国という日程でしたが、問題は、税関スタンプをどの国でやるかということでした。

つまり、スイスでこの税関スタンプの手続きができるかどうか、この点に関して、人によって言っていることが違ったため、問題が起こりました。最初にチューリッヒの空港に降りたとき、空港の案内係にこの質問を確認すると、スイスでは、返還の手続きはできるが、税関のスタンプを他のEU諸国で押してもらわないとならないということでした。

今回の旅で、せっかくフランスに来たのだから、前々から気になっていたルイ・ヴィトンの鞄と財布を購入しました。日本での価格、オーストラリアでの価格と色々値段を調べましたが、フランスで購入するとやはり安かったです。ちなみにLVの店員さんによると、EU諸国内でもフランスで買うのが一番お得だそうです。最初は、ヨーロッパだったら、どこでも値段は同じかなと思っていたのですが、フランスが一番安く、そして、VATの返還率が一番高いそうです。それを確認するため、ドイツのLVのお店にも足を運びましたが、同じ商品でも20ユーロぐらいは、ドイツのお店の方が高かったです。それにお友達からも頼まれていたこともあって、LVで数点購入しました。

そして、フランスを出る際に、チューリッヒで教わった通りに、シャルル・ド・ゴール空港で税関のスタンプをもらおうと書類を提示したところ、その職員が私のチケットを見て、「あなたはチューリッヒに行くから、税関の手続きはそこでして下さい」と言われました。えっ、なんか教わったこと違うと思いつつも、その職員が言うんだから、正しいだろうと思って素直に従いました。う~ん、人によって言っていることが全然違うなと思いつつも、チューリッヒ空港に着いてやはりもう一度確認すると、最初に言われたとおり、スイスでは税関のスタンプは押すことができないということでした。

えーーーーーーーーー、やっぱり、フランスの空港の職員が言っていることが間違ってる!!と腹が立ちました。が、でも、もしかして、チューリッヒの人が間違っているかも?と思って、免税手続きの書類に書かれていた問い合わせ先にメールで事情を説明したところ、やはり、スイスでは免税のスタンプを押すことはできないということでした。でも、フランスの職員ができると言っていたとメールで返事をすると、そういうことであれば、その職員の名前と状況をこの書類に書いて提出して下さい、そしてその状況を考慮して判断しますという回答でした。が、そんなことを言われても、その職員の名前なんていちいち覚えていないし、、、状況を説明してもきっと取り扱ってくれないだろうと思うと、一瞬、もうあきらめるしかないのかと思いました。

が、実は、その時点で一部のVATの返金手続きをパリでやり、それらの書類を提出することを前提に現金で返金してもらいました。しかし、その際に、もし、書類手続きを所定内期間にやらないと現金で払い戻したVAT金額分と手数料がクレジットカードに課金されるということを了承する内容のサインもしていました。

そういうこともあり、何が何でもVATの返還に固執していた私ですが、残された選択肢は、

1、VAT返金を諦める
2、幸い、再度、オーストリア、チェコ、ドイツとのEU諸国を列車で旅行するので、そこで返金手続きを行う。

最初の選択肢は、できるだけ回避したいという思いでした。次の選択ですが、飛行機で移動する場合は空港で手続きができますが、はて、列車の場合は、空港で手続きというように簡単にできません。国境付近になると、全ての列車に税関士のような方が乗り込んできて、税関手続きをやるのか? それとも、国境付近の駅まで行き、税関手続きができる建物を探さないといけないのか?とクエスチョンマークだらけでした。グーグルで検索をしてもなかなかみつからず、お店で免税手続きの書類をもらったときに同じ質問をしましたが、これと言って具体的な回答も得られず、、、結局、VAT返金をあきらめたくないという一心で、スイスとオーストリアの国境に近づいたら、駅員さんに聞いていこう、もし、それでできなかったら、あきらめようと思いました。

その結果、オーストリアの駅員さんに聞いた結果、税関士の方が列車に乗ってくることもあるが、それは、全ての列車ではなく、決まった時間の列車しか乗ってこないということ、そして、この国境駅の近くのBregenzというところで、免税スタンプを押してもらえるということでした。

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そして、その唯一の情報を元にBregenz駅に到着。でも、一見、税関手続きのようなものをやってくれるオフィスが見られません。ということで、再度、駅のスタッフに聞いてみると、一旦駅を出て、ポリスでやっているということ。

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それがこちら。あ~、やっと見つかった!!と本当に安心しました。そこで、免税手続きの書類を見せて、税関スタンプを無事に押してもらい、チューリッヒの空港で無事にVATの手続きを終えることができました。

ということで、長文になりましたが、EU諸国で買い物をして、スイス経由で帰国される方は、

1、必ずVAT返還手続きのための免税スタンプをスイス以外のEU諸国(もちろん、EU諸国内で買い物をした商品が対象です)で行って下さい。その免税スタンプがないとVAT返還の手続きができません。

2、何かの事情でできなかった場合、もしくは、電車でスイスを訪れる場合(オーストリアとスイス間の国境付近を通過する場合)、オーストリアのBregenzという駅で免税のスタンプを押してもらうことができます。

この件について、情報をネットで検索したり、色々な方に尋ねましたが、ちゃんとした情報を得ることができず、私は結構ストレスを感じました。ということで、私の経験が今後私と同じような境遇の方の役に立つことができたら幸いです。


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by fooey | 2011-08-04 17:26 | Travel


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